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犬の咳について

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こんにちは。かなくぼ動物病院 院長の金久保と申します。今回,当院のホームページのリニューアルに伴い,コラムのようなものをスタッフみんなで書いてみようということになりました。

院長で犬と猫の診療を担当する僕のコラムの内容は,やはり犬と猫の病気の話。ということで,不定期ではありますが少しずつ皆さんの役に立つような情報を提供できればと思っています。

さて,初回である今回は,「犬の咳について」です。

1.犬の咳に気づいてます?

日々診療を行っていて咳について思うことなんですが,多くの飼い主さんは犬の咳がどんなものかあまりご存じないみたいですね。僕らがみるとすぐに咳だとわかっても,飼い主さんの訴えは「なんか喉(のど)に引っかかってるみたいなんです」というものが大変多いんです。

犬の咳はヒトの「コホコホ」「ゲホゲホ」という感じではなく,喉の奥に痰が絡んだような「カッ!カッ!」「ケッ!ケッ!」というようなものです。運動したり興奮したりした後にみられることが多く,軽度なものであればそれ以外の症状は示しませんが,重度になれば呼吸困難を起こし,舌が紫色になる「チアノーゼ」を伴うようになります。

まずは犬が苦しそうにしているその症状が,咳であるということに気づいてください。健康な咳というものはありません。咳には何かしらの病的な原因があります。原因の中には命にかかわるものもありますので,原因究明は非常に重要です。咳だと気づいたら必ず動物病院を受診してくださいね。

2.咳の原因は?

咳の原因は,大きく分けると呼吸器の問題と循環器(心臓)の問題とに分けられます。特に代表的な原因を以下にまとめましたので,参考にしてください。

呼吸器への感染症

食欲もあって元気に走り回れるのに、時おりワンコが「コンコンッ」というような乾いた感じの咳をしているのを見かけたりするけども、それ以外に症状が見られなかったなら急性気管気管支炎(ケンネルコフ)という病気に感染している可能性があります。ただほとんどの場合、ケンネルコフは飼い主さんが不安に思うよりは深刻なものではなく,ちゃんと治療をすれば1週間から半月ほどで完治しますのでご安心ください。
そのほかにも、気管支や肺などに感染する病気はいくつもあります。種類によっては緊急性があることもありますので、気づいたら早めの受診をお願いします。

心臓病

心臓病と一口に言っても、実はその種類は様々です。適切な治療のためには正確な診断が必要となりますが、多くの心臓病に共通する症状として「咳」があります。特に顕著に咳が出る心臓病に「僧帽弁閉鎖不全症」があります。これは高齢のワンちゃんでは最も多い心臓病で、変形した心臓が気管を圧迫することで咳が起こります。中年齢~高齢のワンちゃんで、興奮した際などに咳が見られるようになったら、まずは心臓病を疑う必要があります。心臓病は診断が遅れると命に関わりますので、一刻も早い受診が大切です。

喉や気管の異常

先天的に,あるいは加齢に伴って,喉(のど)や気管にトラブルが起こることで出る咳もあります。特に高齢のワンちゃんに多いものが気管虚脱です。気管虚脱は気管が変形してしまう病気で,一般的に短頭種と言われている犬種(チワワ,ポメラニアン,ヨーキー,パグ,プードル,マルチーズなど)に発生が多いと言われています。症状は典型的な咳というより,興奮すると呼吸が苦しそう,呼吸の際に「ガーガー」と音がする,といった感じのものです。進行性の疾患で時間と共に悪化することはあっても治ることはありません。重篤な状態になると,呼吸困難から,チアノーゼ(舌が紫色になる),酸欠による失神,窒息死などが起こるとても恐ろしい病気です。原因は様々ですが,肥満が悪化要因のひとつと言われ,悪化すればするほど息苦しくなり,苦しくて必死に呼吸するほど気管の変形を引き起こしさらに悪化するという負のスパイラルに陥っていきます。この病気は未だに十分な治療法が確立されていないため,内科治療と外科治療を組み合わせてできる限りのことを行う必要がありますが,とにかく重要なのは早期治療です。いずれにしても呼吸が苦しそうな状態で様子を見ていていい病気はひとつもありません。すぐに動物病院を受診し積極的な治療を行いましょう。

各種アレルギーなどその他の原因

人と同様に、ワンちゃんも花粉症のようなアレルギーや喘息になることがあり、咳き込むことがあります。たばこや整髪料のスプレーなどが強い刺激になり咳や呼吸困難を引き起こしたり、異物が喉の奥に入り込んでいる可能性も考えなければなりません。また高齢の犬であれば肺腫瘍も原因としてかんがえられます。

このように「咳」といっても、その原因は様々です。また咳は悪化すると睡眠が十分にとれなくなるので、徐々に体力が衰えていく怖い側面もあります。「風邪かな~?」などという判断をして受診が遅れないよう、早めの受診を心がけてください。

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