日常ケア
おうちでできる日常ケア ~爪切りワンちゃん編~
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今回は、おうちでできる日常ケアについてお話します。 爪切りは、ワンちゃんを飼育するうえで必要なことです。 しかし、爪を切ろうとした時に、怖がったり暴れたりして上手く爪が切れない、どのようにどのくらい切ればいいか分からないと悩む飼い主さんは多いと思います。 そこで、爪切りの方法と成功の秘訣をご紹介します!
〇必要な道具
ワンちゃんの爪は人間の爪のように平たくなく、円錐状になっています。なので、人間用の爪切りだとうまく切ることができません。ワンちゃん用の爪切りを使うようにしましょう。
まず、ギロチンタイプの爪切り。こちらは、爪が固い、太い子におすすめです。切れ味がよく素早く切ることができます。
カーブタイプの爪切りは、爪が小さい子、子犬におすすめです。
爪を切りすぎてしまい出血してしまった時の為に、止血剤は用意しておくと良いでしょう!
〇爪の長さ・頻度の目安
歩いているときに、『カツカツ』と床に爪が当たる音を聞いたことがあるかと思います。
その音が鳴ってしまうのは爪が長く伸びているサインです!長さの目安は、爪が床に当たらない程度にしましょう。
爪切りの頻度は、月に1回程度が目安です。外に出る機会が少ない子、老犬の子は爪が削れることが少ないので爪の伸びが早いことがあります。様子を見ながら爪が伸びすぎることがないよう注意しましょう。
〇爪切りの持ち方
ギロチンタイプの爪切りは、持ち手が真っ直ぐになっている方と、カーブしている方があります。カーブしている方の持ち手を下に向けるようにして、人差し指から小指までの4本の指で支えます。真っ直ぐの方の持ち手は上に向け、親指から手のひらにかけて支え、爪切りを握るようにして持ちます。
カーブタイプの爪切りは持ち手の形状が、ハサミタイプとニッパータイプに分けられます。
ハサミタイプはハサミを使うときのように、ニッパータイプはニッパーを握るときのように持ちましょう。
〇保定の仕方
基本としてワンちゃんにとって無理のない姿勢で保定するようにしましょう。
保定のポイントは、できるだけ体を密着させることと,足を上げすぎないことです。
▼ 足を上げすぎている ▼ |
▼ 正しい上げ方 ▼ |
爪切りをする際は足を1本上げることになるので、バランスを崩しやすくなります。なので体を密着させてあげることで、ワンちゃんはバランスを崩さず安定した姿勢を取ることができ、飼い主さんは、バランスを崩して暴れてしまうことを防ぐことができます。また、足の上げすぎは関節を痛めてしまったり、脱臼してしまう恐れがあります。
足を上げる際は、身体よりも上に上げないようにしましょう。