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猫の腎臓病:第4回

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こんにちは。かなくぼ動物病院 院長の金久保です。
今回は「猫の慢性腎臓病」についての4回目、診断についての続きです。

特殊血液検査:SDMA

最近,血液で測定可能になった新しい腎機能検査です。従来のBUN,Creと比べ,早期に腎臓病を診断できるとのことで,検査実施前からその活用が非常に期待されました。実際に利用した感覚では,従来の腎機能検査とそこまで大きな差があるとは思ってはいませんが,従来の検査と共に実施することでより診断精度を高められる検査であると考えています。

尿検査

腎臓病の検査の中で,皆さんが思われている以上に重要なのが尿検査です。腎臓の機能が衰えてきた時に最も早い段階で影響が現れるのが尿であるため,腎臓病の早期発見という意味で極めて有用な検査です。その一方で調子が悪くなってから検査を行ってもあまり意味がありません(その時点ではすでに血液検査で異常が見られることがほとんどです)。腎臓病を気にされている飼い主さんはとても多いのですが,健康なときからの定期的な尿検査を行っている方はまだまだわずかです。猫ちゃんが中年齢を迎えたら,積極的な尿検査をお勧めします。

上記以外にも,さらなる血液検査や画像検査などを行い,総合的に腎臓の状態を判断していきます。

本コラムの内容は,読み物の意味合いの強い一獣医師の私見であり,「悩んでいらっしゃる飼い主様のちょっとした助けになれば」ということを目的に掲載しております。そのため,この内容を獣医学的に保証するものではありませんし,学術論文のような内容の裏付けも行っておりません(古い情報,誤った情報も含まれていると思います)。本コラムを参考にされる際には,この内容を鵜呑みにせず,必ず信頼できる獣医師とよく相談の上,病気で苦しんでいる動物たちに最も良い治療法を探してあげるようにしてください。このコラムがその助けになれば嬉しく思います。

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