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猫の腎臓病:第3回

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こんにちは。かなくぼ動物病院 院長の金久保です。
今回は「猫の慢性腎臓病」についての3回目です。

2-2. 猫の慢性腎臓病の診断について

前回は慢性腎臓病の一般的な症状をご説明しましたが,症状が似ているからといって「慢性腎臓病」であると診断することはできません。慢性腎臓病が疑われる場合には,いくつかの検査を実施し,慢性腎臓病であることの証拠を集めていきます。代表的な腎臓病にまつわる検査を順番に説明していきましょう。

一般血液検査:BUN(血液尿素窒素)とクレアチニン

一般的に腎臓の血液検査として用いられているのが,BUN(血液尿素窒素)クレアチニンの2項目です。
これら2つの項目はどちらも体内で産生される老廃物です。BUNはタンパク質を栄養として用いるときの老廃物,クレアチニンは筋肉が活動する際に生じる老廃物です。これら物質はどちらも腎臓から排泄されるため,腎機能が低下すると体内に溜まる性質があり,そのため腎臓の検査として用いられています。

最も一般的な「腎臓の検査」として多くの動物病院で測定されているこれら2項目ですが,少し気をつけなければならないことがあります。

注意点1:腎臓病の早期発見はできない

残念ながら,腎臓病は治療を行っても完治の見込めない病気です。そのため他の病気以上に,早期発見・早期治療が大切になります。しかしBUN,クレアチニンの検査において異常が見つかるのは,腎臓病の中期から後期(ある程度病気が進行してしまってから)です。そのため,元気な頃から日々の健康状態の確認と,他の検査などを組み合わせての健診を行っていく必要があります。

注意点2:「BUNやクレアチニンの高値 = 腎臓病」ではありません!

この2つの項目は,一般的には「腎臓の血液検査」と言われていますが,実際には腎臓以外にも様々な要因(各臓器の状態や食事など)が関わっています。そのため,腎臓病以外の原因でも数値が異常を示すことがしばしばあります。一例を挙げると,脱水,筋肉量の増加/減少,食事(高タンパク食),肝機能障害などです。そのため,健康状態や他の検査結果と合わせて総合的に腎臓の評価を行う必要があります。

本コラムの内容は,読み物の意味合いの強い一獣医師の私見であり,「悩んでいらっしゃる飼い主様のちょっとした助けになれば」ということを目的に掲載しております。そのため,この内容を獣医学的に保証するものではありませんし,学術論文のような内容の裏付けも行っておりません(古い情報,誤った情報も含まれていると思います)。本コラムを参考にされる際には,この内容を鵜呑みにせず,必ず信頼できる獣医師とよく相談の上,病気で苦しんでいる動物たちに最も良い治療法を探してあげるようにしてください。このコラムがその助けになれば嬉しく思います。

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